憧れのヒーロー
必ずしも殆どの子供が憧れる存在、ヒーロー。
ヒーローとは何なのだろうか。
男だったら仮面ライダーにウルトラマン。女の子だったらプリキュアやセーラームーンあたりが妥当だろう。
昔はなりたかったヒーロー。
どうしたらなれるのだろうか。まずヒーローとは何なのだろうか。
ヒーロー
1 敬慕の的となる人物。英雄。「国民的ヒーロー」
2 劇・小説などの、男の主人公。⇔ヒロイン。
3 スポーツの試合などで、特に活躍した人。「プロ野球のヒーローインタビュー」
らしい。
今日書く事は戦隊モノや仮面ライダー、ウルトラマンのみで考えた事だ。
子供の頃思い描いていたヒーローはいつも淀みなく現れる敵を倒し続け1人の人から国民まで幅広い人を守るため戦い続ける存在、それがヒーローだと思っていた。
昔憧れたそれらはイケメン俳優が魅せる劇に過ぎない。仮面ライダーにもウルトラマンにも背中にはファスナーが付いてて蓋を開ければただの人間。
ヒーローは悪を倒す。
また出た疑問が悪とは何か。
あく 【悪】
① わるいこと。否定すべき物事。道徳・法律などに背く行動や考え。 ⇔ 善 「近代社会が内包する-」 「 -の道に走る」「 -の限りを尽くす」
② 演劇で、敵役。悪役。
③ 〔近世語〕 悪口。悪態。 「よく-をいひなんす。ちつとだまんなんし/洒落本・妓娼精子」
ヒーローモノの悪役にはボスが存在し、手下が人を襲い世界征服するという訳だ。仮面ライダーや戦隊モノなどは特にそう。
自分の駒が全てやられてしまった時にとうとうボスのおでましって事だ。
悪役に目を向けると悪だと思っていたものが悪ではないのではないか、ボスという恐怖に潰されてその状況から逃げ出せずに仕方なくやっているのではないかと思えてくる。
ではウルトラマンはどうだろうか。あまりしっかりと見た事はないがあれに出てくる怪獣は悪なのだろうか。ただの巨大生物に過ぎないと私は思う。
そうやって見ていくと自分の手を汚さずに何かを犠牲にして己の主観で己の為に、利益の為に何かを成し遂げようとする者がわかりやすい悪だと感じる。
ヒーローはおらずともこの世には悪が蔓延っているのではないか。組織になった時に1番悪というものが分かりやすく出るのではないだろうか。
人というものが人やそのパートナーとなるような動物などを殺めた時、危害を加えた時それは犯罪になる。所謂、思い描く分かりやすい悪だ。
仮面ライダーや戦隊モノの悪役は人型のことが多く、元々人が変化するパターンも多いと思われる。
ウルトラマンはどうだろうか。
やはり、他の星からやってきた怪物に過ぎない。本当にそれは悪なのだろうか。破壊すべき対象になるのだろうか。
ヒーローとは何なのだろうか。
また、悪者とは何なのだろうか。
正しい事をしているというエゴの正義もまた悪に感じる事も多い。悪役からすればヒーローも悪なのかも知れない。
ヒーローや悪役を引き立たせる為に雑魚キャラが躊躇なく殺される。その発想が1番の悪ではないのだろうか。
善と悪は紙一重だ。
人を傷付けずに喜ばれる事。
それが善というヤツだろうか。
私の心には善と悪、どちらが多いのだろう。